彗星観測の思い出 C/1996 B2
百武彗星(C/1996 B2)
ヘールボップ彗星発見の後、突然現れたこの彗星にはウエスト彗星以来たのしまさせてもらいました。
3月2日に初見して以来、急速に明るくなっていくのが分かりました。そして3月17日の深夜、市街地の自宅から肉眼でこの彗星を見て、町中で肉眼でこんなにはっきり見えるのはウエスト彗星以来だなあ、とまずすごく感動しました。
しかしなんといっても3月26日夜の天平の森天文台で見た100度以上の尾には驚きました。一晩中雄大に輝くその姿は、まさに空を翔けてゆく宝石のようでした。もう私の生きている間にはこのような尾を持った彗星は現れないと思います。
完成した天平の森天文台天文同好会の仲間に入れていただいたのも、FSPACEにおそるおそる発言したのもこの頃から、またICQへの報告もはじめてさせて頂くことが出来たり、そうして星仲間が増えたのもこの彗星の影響が大きかったです。
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